乳がんカフェ

2017年大きなシコリが出現し乳がん摘出手術を受けました。乳がん手術を終えても怖さはいつもどこかにあります。まだ慣れないシリコンおっぱいと共に、ひと息つきながら経過を綴っていきます

細胞診と針生検の痛みは

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(針生検後にもらった注意書き)

 

右胸触った感じ4センチのしこりエコーの結果1.7センチのしこり→針生検 
左胸エコーで6ミリのしこり、乳首裏の為触った感じはまったくわからない→細胞診の検査を受けることになった。


細胞診と針生検の違い

 

細胞診と針生検の検査の違いは、針の太さがまず違うとの説明を受けた。
細胞診は細い針なので麻酔せず腫瘍細胞を吸引するとのこと。診断結果は5段階評価でクラス1か2が出れば乳がんは否定され、反対にクラス4,5と数字が大きくなるば癌の疑いの確率が上がるとのこと。

針生検は麻酔をして、ボールペンくらい太い針で腫瘍細胞を採取し調べるということ。針生検は確率ではなく、白黒はっきりする確定診断との説明だった。

ボールペンのくらいの太さの針と聞き私は診察台に寝転がってからは一切目を開けれなかった。

 


まずは細胞診から

 診察台に上半身裸になりベットに横になる。「音楽かけますね」と部屋の電気が暗くなるとともに、音楽が流れた。勿論音楽に耳を澄ます余裕なんてなく心臓はバクバク。
先生がエコーを確認しながら「少しチクッとしますからね」との合図と共に握られている胸に針が刺された。痛さは普通におっぱいに注射をされた痛さで我慢できる痛さ。それでも、人生初めて、おっぱいに針を刺され吸引されている時間は長く感じた。

 

 
針生検の痛み

 いよいよ、右胸のシコリの針生検。先生がエコーで長いこと何かを確認していた。麻酔打ちますからね」と掴まれている胸に麻酔針が刺され、麻酔が効いたころ、針生検の針が刺された。「少し大きな音がしますよ」と共にバッチン!とすごい音。バネの弾く力で細胞を採取するのだという。
あまりの音に驚き「怖い・・・」と小さな声が漏れてしまった。そして、また違う場所を採取したのかバッチン!という音が、そしてまたバッチン!バッチン!と針穴から血が出てるのだろう背中の方へ流れる生温かさを感じた。腕で隠していた目から涙が滲む。針を刺す痛みや細胞を取られている痛さは麻酔のお蔭で感じることはないけど、胸を押される?圧迫と振動を感じる。ものすごい音と振動、胸を撃ち抜かれてる感じ。
「もう終わりますからね」と最後のバッチンという音を聞いた。止血の為に先生が胸を強く押さえながら「ちゃんと採れましたから」と話しかけられても涙が止まらず、腕で目を隠したままで頷く。「痛かったですか?」との問いに「大丈夫です。でも先生。今、この止血が一番痛いです」と答えると
「あぁ、すみません。強く握りすぎてますかね」と慌てる先生の姿に診察室は爆笑。
針生検後の処置は胸に大きな白い絆創膏のようなものでガッチリと止められていた。針生検後は、かなり長い間、内出血の黄色いアザが残った。

結果は2週間後。次の診察でこのシコリが乳がんか単なる良性腫瘍かはっきりする。