乳がん手術後病理検査の結果 結果って変わるもの
退院から2週間後初めての診察。この日は乳腺外科の診察の前に採血室、形成外科、リハビリテーション科の診察もあり、大学病院内をあっちこっちと忙しかったのを覚えている。
病理検査の結果
乳腺外科の診察室へ呼ばれ、結果が悪かったらどうしようとドキドキで椅子に座る。「今日は、手術の病理検査の結果だね〜」と言いながら先生が開いたデータを一緒に覗き込んだが英語だらけの文面が並んでいた。
「え〜!英語だらけ・・・」と言うと先生が病理検査の結果を説明しながら書き出してくれた。
乳がんの病理検査の結果
-
乳がんの大きさ:非浸潤径5.5× 5.0 浸潤径0.1× 0.1
-
リンパ節転移:なし
- エストロゲン受容体:陽性90%
- プロゲステロン受容体:20%
- HER2蛋白:陰性
- Ki−67:5%
- リンパ管浸潤:なし
- 静脈浸潤:なし
- 核の悪性度:グレード2
- 切除断端:陰性
- 組織型:乳頭腺管癌
- ステージ:1
非浸潤性乳癌ステージ0からステージ1へ
術前の針生検の結果ではステージ0の非浸潤性の乳癌という診断が、0.1×0.1の浸潤が見つかり、ステージ1に変わってしまった。腫瘍の大きさが5センチを超えているからステージ2とか3じゃないの?と質問すると、非浸潤径の大きさではなく浸潤部分の大きさでステージが決まるらしい。0.1×0.1針で穴を刺したような大きさの微小浸潤が憎たらしい。
乳がんの大きさも倍以上の結果
術前のエコーでは、最初の病院で1.7、大学病院で1.9と診断されてはいたが、5.5× 5.0の非浸潤癌という病理検査の結果に、やっぱりね。という感じだった。私の乳がんの始まりは自己触診で握り掴める大きさの突如現れた大きなシコリからだったからだ。
腫瘍のスライス幅の確認
術前から腫瘍マーカーが高値を示していたので、もしや血管侵襲でもしているのか?とモヤモヤしていたが、結果を聞き「血管なしね!良かった!」と言うと「腫瘍見る?」とニコニコしながら画像を出そうとする先生に「えー!いいよ怖いから」と言った時には既に遅し、画面には腫瘍が映し出されたいた。慌てて画面を切り替えようとする先生に「もう見えちゃった・・・先生それ何ミリで切ってるんだろう」と細かく切られている画像を二人で確認し「かなり細かく切られてる感じ。良かった。この幅に切って診断した結果、1㎜の浸潤があったってことだよね?」と確認をした。スライス幅が細かく切られている方がいい。自分の取り出した乳を見るとは思わなかったが、確認できて良かった。