乳がんカフェ

2017年大きなシコリが出現し乳がん摘出手術を受けました。乳がん手術を終えても怖さはいつもどこかにあります。まだ慣れないシリコンおっぱいと共に、ひと息つきながら経過を綴っていきます

異常な腫瘍マーカー CA15-3

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乳がんが確定し、大学病院に転院までの一週間の間に、M病院でCT、MRI、血液検査を済ませた。大学病院での初診日に、朝一番でM病院により、CT、MRI、血液検査の結果、紹介状を受け取ってから大学病院に行くことになっていた。

 

この高値の腫瘍マーカーが意味するものは?

 M病院の診察室に入ると「なにか婦人系の病気もってます?」と聞かれる。先日受けた腫瘍マーカー値が異常値だったのだ。CA15-3が基準値30に対して400を超える数値。

「子宮筋腫があって、腺筋症の疑いもあると言われていて経過観察なんですけど、この数値高すぎませんか?!」と慌てる私に対して、先生は

「わかりませーん」と一言。文字ではその言い方をマネできないのが悔しい、と思う言い方だった。私はどうも、この先生とは気が合わない。

「この異常値は、転移があるってことですか?それとも子宮が原因なんですか?」と焦り聞き続ける私に「わかりませーん。向こうの病院で検査して貰ってください」と紹介状と検査データーを渡された。

 

やっぱりこの病院には戻らないよね ちょいと愚痴

 そうですか。ありがとうございました。と診察室を出ると、診察室にいた看護師さんが出てきて「気を付けて行って来てね」と声を掛けてきた。それから「大学病院での手術が終わったら、こっちに戻って来てね。みんな戻ってきてくれないのよー」と。この看護師さんは毎回診察の度に傍にいてくれて、大学病院での手術希望を告げた時もすぐさま大学病院に予約電話を入れてくれた看護師さん。私が採血が苦手と話すと、採血室にも来て、数いる採血看護師から上手い人を指名し、ずっと手を握ってくれてた人。見るからに明るくて優しい人だった。でも、もうこの病院には戻りたくない「ありがとうございます。」とお別れをした。

 

CA15-3腫瘍マーカーの検索魔

 タクシーに乗り込み大学病院へ。検査データを渡し呼ばれるのを待つ。その間「CA15-3」「乳がん」「異常値」「高値」もうこのキーワードで検索魔。

CA15-3の腫瘍マーカーは乳がんに特化したマーカー。再発や転移の時に異常があらわれ、乳がんの初期には異常をほとんど示さないマーカーなどと出て来る。再発した方や、転移が見つかった方のブログを検索しても400を超える腫瘍マーカーの異常値のブログを探すが、そうそうこの数字はいらっしゃらない。乳がんは全身癌、もう私は全身に癌が回っているの?非浸潤じゃないの?ステージ0って話はなに?転移があるの?骨転移?肝臓転移?不安で涙が止まらない。不安を打ち消したいから検索し、検索結果に不安になり泣き。呼ばれるまでの間、人目を気にすることなく涙を流し続けながら検索を続けた。

 

さすが、大学病院、予約の時間を過ぎてもまだ総合待合室。涙で化粧も剥がれ落ち、化粧を直す気も、もう検索する気もなくなり、呼ばれるのを待つ。

 泣き疲れ、昼を過ぎお腹も空いて、思考停止、呼ばれるのをボーっと待った。

 

 

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