乳がんカフェ

2017年大きなシコリが出現し乳がん摘出手術を受けました。乳がん手術を終えても怖さはいつもどこかにあります。まだ慣れないシリコンおっぱいと共に、ひと息つきながら経過を綴っていきます

入院準備 弟への報告

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手術日も決まり、肺活量検査や心電図などの検査を済ませた。皮下乳腺全摘+エキスパンダー挿入の同時再建手術の入院期間は2週間から3週間の予定。退院はドレーンの外れ具合によるという。

 

入院説明

 個室ブースで入院中の生活や、持ち物の説明を看護師から受ける。親族者と連帯保証人の署名捺印をして入院日に提出する書類を受け取り「手術の当日はどなたが来られますか?」と聞かれる。「いや。誰も付き添いを頼む気はないんですけど・・・。」「ご家族、どなたもムリですか?なるべく、どなたか来て頂きたいんですけど、無理なら必ず身内の方と連絡だけは取れるようにしてください」と念を押される。独身ってこういう時困るものだ。今は親兄弟が生きているが、親戚付き合いもないし、お金に関する連帯保証人とか、この先どうする?乳がんも不安だけど、人生そのものが不安になるわ。

 

病室は大部屋?個室?差額ベッド代

婦人科病棟の病室は、差額ベッド代なしの4人部屋、差額ベッド代5000円の広めの4人部屋、個室は最低15000円から。15000×14日=???15000円×21日=???税込だったら?スラスラと安暗算ができるほど頭はよくない。夜中のトイレの回数や、イビキはかくか?寝言を言うか?など記入した質問書類を見つめ、一人暮らしが長い私にとって共同生活はストレスだなと感じる。それに腫瘍マーカーの異常値の不安は消えていない。独りで落ち着いていたいと、個室の中で一番安い15000円の部屋を希望した。部屋の確定、入院時間は入院日の前日に連絡が来るとのこと。

 

弟へ報告

 普段から連絡を取り合うような仲ではない年の離れた弟に迷いに迷いながら夜電話したが出なかった。しばらく経って折り返し連絡が来た。駅のホームの雑音が聞こえる「元気?お姉ちゃんさ・・・。手術するんだ」「え?うん。なんで?」「お姉ちゃん、乳がんになっちゃった」「えー!?ウソ!えー!えー!えー!」10年前まだ実家に住んでいた弟は母親の辛い乳がん治療を見て来た。駅のホームで、えー!しか言葉がでない弟に「ごめんね・・・手術書類の親族欄に記入が必要なの、母さんたちには言わないでおこうと思って、あんたの連絡先記入していい?」「いいけど、手術日いつ?」と手術日を伝えると、後で掛け直すと電話を切られ再び折電。「手術の日、休み取ったから。行くから時間教えて」ありがたい。母の乳がん、そして父親の体調も良くない家族の事情「お姉ちゃんが、お母さんたちに言うことや、言ってストレスになるなら言わなくていいと思うよ」と言ってくれた。重ねてありがたい。