乳がんカフェ

2017年大きなシコリが出現し乳がん摘出手術を受けました。乳がん手術を終えても怖さはいつもどこかにあります。まだ慣れないシリコンおっぱいと共に、ひと息つきながら経過を綴っていきます

私の不安 退院後のCA 15−3の腫瘍マーカー

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健全の胸とエキスパンダーのアンダーの位置のズレの悩みもありながら、基準値を超え続けていたCA15-3の腫瘍マーカーが気になっていた。

 

乳頭乳輪温存皮下乳腺全摘手術退院後2回目のCA 15−3腫瘍マーカー測定

これまで測定の度に下がってはいるけれど、基準値外ばかりの腫瘍マーカー。発見時から5回目、術後から3回目のCA 15−3の測定。上がってたらどうしようと、不安で採血さえ恐怖。結果を聞くのはもっと、恐怖。診察室へ呼ばれ パソコン画面を覗き込む。

基準値を超え赤いエラーの数字が並び続けていたCA 15−3の欄に初めて黒い数字で書かれていた。「23」。

 

腫瘍マーカー下がっていたけど喜べない

基準値ギリギリすぎる数値を前に、担当医は「いいねー。下がってるね」とお褒めの言葉を掛けてくれた。数字が1上がってしまえば、また赤いエラー数字を前に喜べず担当医に「ビタミンC療法とか、免疫療法とかやったら変わるのかな・・・」と問いかける。「やめてー!ビタミンCを大量に投与したって、尿でジャンジャン出るだけ。やってもいいけどお金のムダだよ。他の療法を試すならホルモン剤を勧めるよ」と。

私だってビタミンCを大量に投与しても、尿で排出されてしまうと思っている。

だけど、癌になり、色々調べていくと、その治療にすがりたくなってくるのだ。不思議なものだ。「もっと、グーンと下がってくれたらいいのに。もう下がらないのかな。微妙な数値すぎて不安・・本当は隠れた癌があってここからまた、上がったりしたらどうしよう・・・」と不安を消すため来月も採血をしてもらうことにした。

 

6回目の腫瘍マーカーの結果

術前1回目400越え(転院前の病院 基準値30) 2回目198

術後 48 26 23 

と私を不安にさせた6回目のCA 15−3腫瘍マーカーの結果は、前回と変わらず「23」という結果。もう、これが私の基準値だと認められれば楽なのだけど「隠れた癌があるのかも・・・」という不安が頭によぎってしまう。

CEAはいつも4以上の基準値の5をなんとか超えずにいてくれる。でもこれも基準値ギリギリ。高めだ。

「やっぱり、下がらないんだ・・」とガッカリした言葉を吐くと、担当医は「なんで?下がったじゃない?ちゃんと基準値内だよ。最初は3桁もあったのが手術で下がった。その後上がってないんだから。腫瘍マーカーはみんな、基準値が違うの。高めのタイプなだけなんだから」と言葉を掛けてくれるが、初めから3桁を出した現実が怖くて仕方ないのだ。

 

丸山ワクチンはどうなの?

「先生、丸山ワクチンってどうなのかな?打ったら下がるかな?再発予防とかになるのかな?」と問うと「なんでだろう?最近患者さんが、丸山ワクチン、丸山ワクチンって聞いてくるんだよね」と担当医は不思議がった。私自身、以前から丸山ワクチンの存在は知っていたけど、検診に行く少し前、2018年1月9日世界仰天ニュースで丸山ワクチンの放送がされたからだろう。そのことを告げると「そうなの?テレビで放送したんだ・・・。反対も賛成もしない。確かに僕の患者さんでも丸山ワクチンを打ってる患者さんはいるんだよ。効果はわからない。丸山ワクチンも、高濃度ビタミンCもやりたければやればいいけど、変な壺とかは買ったりは、しないでよ!」と注意を受ける。大丈夫、いくら私だって、壺で病気が治るとは思っていない。

丸山ワクチンがテレビで放送された後、治療の選択肢、予防の選択肢、摂取してくれる病院が増えたり、何か大きな動きが出てくるかな?と、効果や情報など期待して待ってみたけど、放送から1年過ぎた今も、特段大きな動きは、なさそうだ。

 

これが本当に基準値なのか?疑いしかない

乳がんが発覚する前の自分のCA 15−3の数値など知っている筈もなく、乳がん手術後に「これが、あなたの基準値なの。もともと高めなんだよ」なんて言われても、最初が最初なだけに、本当にそうなのか?と疑ってしまう。手術で腫瘍を取り、一時的に腫瘍マーカーが基準値ギリギリまで下がってるだけで、これからまた上がってくるんじゃないの?と疑う気持ちが消えないのだ。不安と疑いの表情の私に「どうする?来月も測ってみる?」と聞いて来た担当医の言葉に、迷うことなく頷いた。