大学病院での初診 再びマンモ今度は出血
大学病院での初診の日、泣き疲れ、待ちくたびれ、思考能力が停止していたころにやっと診察室に呼ばれた。担当医になる先生は優しそうな先生だった。
大学病院での初診 先生も疑う腫瘍マーカー
このころ、乳がんが確定された右胸の痛みはＭＡＸだった。こちらの大学病院の先生も「乳がんは痛みがない癌って言われてるんだけどね」と最初の病院の先生よりは物腰柔らかだったものの、やはり乳がんは痛まないということだ。
「Ｍ病院で検査した腫瘍マーカ―CA15-3の数値が高いんですけど、転移があるんじゃないかと怖くて。先生こんな高い数値見たことありますか？」と質問をすると先生は紹介状のデータを見て「本当だ、これは高いね。今のところ非浸潤がんでしょ？これは本当かな～？血液検査の間違いじゃないかな」と先生も血液検査に疑いながら笑う「こんな数字見たら、びっくりしゃちゃうよね。もう一度検査しよう」と腫瘍マーカー、マンモグラフィー、エコーの検査に、回されることになった。先生の間違いじゃない？という言葉と笑顔が私の不安を少し消してくれた。
再びマンモグラフィー そして出血
なぜ、またマンモまで？とイヤだな・・・と思いながらレントゲン室に向かった。シコリのある貧乳の胸を、撮影の為に触られるだけで既に痛い。マンモグラフィーでペチャンコに挟まれた時には、痛みのあまり、無意識で機械をバンバン叩いてしまった。「機械が壊れるので、止めてください！」と叫ぶ技師さん。ごめんなさい、でも私の胸も壊れそうな痛み。シコリが潰されて、浸潤したりしないだろうか？乳がんが散らばったりしないかと不安になる。
痛みから解放され胸を見ると、乳首からこげ茶色い出血。どうして？！この前のマンモでは黄色い分泌液だったのに！どうして！どうして！？
前回のマンモグラフィーから約１か月、私の乳がんは黄色いクリーム色の分泌液から茶色い出血に変化した。怖くて怖くてたまらない。
２方向目の方が出血も多く履いていたスカートに茶色い血が垂れた。買ったばかりのスカートだったのに。椅子に座ってティッシュで乳首を抑え休んでいると胸がスーッとしてスッキリしている。赤く腫れたニキビを潰し膿を出しきった感覚。ジンジンと痛かった胸がスッキリした感じだった。
エコー検査で再び痛む
マンモグラフィーが終わり、エコーの検査室へ向かう、エコーは寝てるだけだし、さっきのマンモグラフィーで胸の痛みもスッキリしたしと思っていたが気のせいだったようだ。ジェルを塗られて検査されている内に、また胸が痛み出した。胸の上を滑らせる程度に動かされるだけで痛い。この痛みは元々痛かったものが痛いのか、マンモでペッタンコにされたから痛いのか、さっきのあのスッキリした感覚はなんだったのか？もう分らなくなっていた。マンモグラフィーの出血、そして今回のエコーも長いようにも感じる。エコー技師さん何を見てるの？何を測ってるってるの？もう悪いことしか浮かばない。ただ暗い部屋の天井を見てるだけなのに、涙が出てきてしまう。検査終了後、ジェルを拭いてくれようとするけれど、痛みのあまりに自分で拭く。
最後は採血室で採血をしてもらい、その日の診察は終了。
午前中に大学病院に来て、終わったのは夕方４時過ぎだった。そういえば、お昼食べてない。と病院の食堂でご飯を食べてから帰宅した。
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