乳がんカフェ

2017年大きなシコリが出現し乳がん摘出手術を受けました。乳がん手術を終えても怖さはいつもどこかにあります。まだ慣れないシリコンおっぱいと共に、ひと息つきながら経過を綴っていきます

次から次へと体が

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PET-CTを受ける4日前の夜突然の、吐き気と激しい下痢に襲われた。もう出すものもないのに治まらない。今まで経験したことのない痛み

日付が変わった深夜土曜日に大学病院へ電話を掛ける。

我慢できませんか?もうちょっと様子をみるとか。月曜日ならね外来で来て頂いて大丈夫ですから。先生は今緊急の検査に入ってるから、来てもすぐに見ることもできないし待つことになると思うんですよねー。家で横になって様子見てたほうがいいんじゃないかな。月曜日まで待てませんか?当直医は1人じゃないでしょ?と返すと、様子をしばらく見て、それでもダメだったら来ていただいくとか。月曜日なら通常の診察なので月曜日に来ていただくのがいいんですけどね・・。

ちなみに電話に出たのは医師ではなく、当直のオジサン?話すのも、長い拒否のいい訳を聞いてるのも辛いのでの診察番号と名前を告げ電話を切り横になる。

その後痛みは治まらず朝方、腸を絞られるような激しい痛みと共に下血。

スマホ充電器、下着、メガネ、使い捨てコンタクト、生理の気配もあったのでナプキンをカバンに詰めた。猛烈にお腹が痛いのに、クイックルワイパーで前かがみで床掃除、流し台を洗い、保険証券を机に置きタクシーで病院へ向かう。

緊急受付で話すことも立っていることもできず、ソファーに倒れ込む。電話に出たであろう当直のオジサンが、当直医に「とても具合がわるそうです。すぐいらしてください!」と内線で連絡すると医師が3名やって来た。

沢山いるじゃねぇーか・・・。女医先生までいる。お尻を出し綿棒で便の細菌検査するのは女医先生が対応してくれたので良かった。

採血やCT、点滴の処置をされ処置室で横になっている間、乳がんが腸に転移してるの?腫瘍マーカーの異常値は腸転移なのか?シコリを見つけてから1か月ちょっと、癌が回るのって早いんだな・・・。乳がんと腸の痛みを結びつける。

いつも血管が細くて採血が大変な私の腕。この時は衰弱して血管が余計にみつからないから「すみません、足からいきますね、ちょっと我慢してくださいね」と言われるがお腹の痛みで足の痛みも感じない。

その日の晩ご飯はイタリアンレストランで外食だった。魚貝などの生ものは食べてなく火が通ってないものはサラダの野菜くらい。一緒に食べた人は異常なし。

「脱水もひどいから今日は入院してもらうわ。ご家族に連絡とれる?」「家族はいません。独りで対応させてください」とそのまま絶食点滴のみで3日間入院した。吐き気や腹痛が治まればすぐ退院できるんだろうと思っていたけど翌日も入院と言われた時は

「私、火曜日にはPETーCT撮りに行かなきゃいけないので、それまでには退院させてください!」勝手に退院日を決める。

 

もともと入院中の月曜日には乳腺外来で翌日のPETーCTのための書類受け取り予約が入っていたので、車いすに乗せられ診察室へ。

「どーした?入院してるんだって?大丈夫か?」と担当医。「はい。下痢と嘔吐と下血しちゃった。〇〇先生にお世話になってます」と言うとそれを電子カルテに「下痢、嘔吐、下血しちゃった。」とそのまま記載している。「明日のPETどう行けそう?」「乳がん手術進まないもの。行きます!」と書類を受け取った。

乳腺外科の診察終了後、ほぼ水分のお粥を食べさせられ退院。白血球の数値も脱水もかなりひどかったから本当ならもう1日ほど入院して水分量を減らした粥→米と変更しても異常がないか見たいのよ。もう少し検査もね・・・と女医先生に言われるが、PET検査が終わらないと乳がんの治療が次へ進まない。これまで大きな病気だってしたことない体が、どうしてこんなことになっていくのか。夜は女医先生に言われたようにお粥を食べ翌日、所沢へPET-CTを撮りに向かった。