乳がんカフェ

2017年大きなシコリが出現し乳がん摘出手術を受けました。乳がん手術を終えても怖さはいつもどこかにあります。まだ慣れないシリコンおっぱいと共に、ひと息つきながら経過を綴っていきます

マンモグラフィーとエコー検査でまさかの左も?

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しこりをみつけ電話予約をしたM病院での初診の日がきた。
診察→マンモグラフィー→エコー→診察の流れ。

M病院での初診では「どんな症状があるか」「しこりや痛みなどがある場所」を胸の絵が描いてある問診票に記入後、診察室へ呼ばれた。
看護婦さんと、早口で声の大きな50代くらいの男性医師。しこりがあることを告げると
事務的な流れで、まずはマンモグラフィーを取ってきてと淡々と診察が進む。

  

マンモグラフィーの痛さ

 
人生初のマンモグラフィー
電話予約をしたときはその日は男性技師だと言われていたけど、運よく女性技師だった。
人生初のマンモグラフィー別に挟んで撮るだけだし、男性か女性かなんかよりマンモグラフィーの痛みの方が気になっていたから男性でも別にいいと思っていたけど、貧乳のせいもあってか、あんなにひっぱたり寄せられたりするなら女性技師で良かった。それぞれの胸を縦横、計4回の撮影。

マンモグラフィーは想像以上に痛かった。気を失う人がいるので、気分悪くなったら言ってください。と言う技師さんの言葉。脅しじゃない。あの痛さ気を失ってもオカシクない。
まだ挟むの?!もう止めて!と言うほど挟まれ。あまりの痛さに涙と、額と背中からジットリと汗が噴き出した。

  

乳首からの分泌物これって乳がん確定?

 
一方向撮り終わったあと、技師さんが検査台をサッと吹いた。痛みで涙が滲んだ私にもティッシュを渡してくれた。目と鼻を拭きながら押しつぶされた私の胸大丈夫?と胸を見ると黄色いクリーム色の分泌物が乳首についている。
「なにこれ?!やっぱり乳がん!?」と思わず技師さんに問いかけながら涙が溢れ出た。
「それはまだわからないんですよ。健康な人でも分泌物が出る場合もあるし、先生が画像を見てくれますからね」と慰めの言葉をもらう。2度目の別方向からの撮影時には、クリーム色の分泌物にかすかに血が滲んでいた。ちなみに、しこりのない左胸は、透明な分泌物が出た。見たこともない乳首からの分泌物が怖くてたまらなかった。

 

 

エコー検査

 
マンモグラフィーのあとは、再び診察室にはいり、医師によるエコー検査
まっくらな部屋の中、2人の看護婦がついていた。
右の胸のエコーの時、看護婦2人が顔を見合わせたのを私は見ていた。この時、あ・・・悪いものなんだという予感がした。
良性の腫瘍は綺麗な形で、乳がんの腫瘍はいびつな形をしているとネットに書いてあったが、画面に映っている、縦長のしこりのようなものが綺麗な形なのか、いびつの形なのか私にはわからなかった。ただ「看護婦2人が顔を合わせた」それが重くズシンときた。

 

まさかの左にもシコリが

 マンモグラフィー、エコーと終え、再び医師の診察

あれだけ痛い思いをしたマンモグラフィーを見せられたが真っ白でなにも見えない。
「乳腺がしっかりしてるから、うつらなかったね」という医師。乳腺がしっかりしている?貧乳だからじゃないかな。続いて、今さっき終わったばかりのエコー画像を見せられ右胸に1.9センチのしこりが、そして左胸にも6ミリのしこりがあると説明を受けた。

まさかの左にも!と驚いたし、触ると4センチはある右胸が1.9センチ?と

「先生、触ると1.7センチの倍はある感じがするんですけど、左にもシコリ?両胸癌ですか?両方とも悪いものですか?さっき、マンモの時、右胸から黄色い分泌物が出たんです」と頭の中が驚きと怖さで整理できない中、言葉にしていた。

「外からシコリを触ると、周りの肉を掴むから多少大きく感じるかもしれないですね。左の小さいシコリは乳首の真裏だから、自分で胸を触ってもわからないですよ。エコーで見つかってよかったですね」

後日、右胸は針生検、左胸は細胞診の検査をすることになった。