突如あらわれた胸のしこり

2017年8月
右胸の内側から斜め下胸の外側に向けて４センチはあるしこりが突如あらわれた。

しこりの前兆

思い返せばしこりを見つける２ヶ月前の６月頃に私は自己触診をしている。
お風呂の中でお湯に浸り風呂蓋を机にして書類の確認をしていた時、右胸がチリチリとした痛みがした。
砂をパラパラと胸の上に撒かれ、その胸の上に落ちた小さな砂がチリチリと弾けるような微妙な痛みを感じたのだ。
痛みは一瞬で消えたけど、生理前にあるような胸の張りの痛みとは違い、今まで感じたことがないチリチリという違和感に、胸を押したり、掴んだり、脇の下を触り、乳首まで引っ張って左右を確認。
今まで感じたことない違和感に自己触診をせずにはいられなかった。
小さな違和感の痛みも一瞬で消え、しこりのようなものも触れなかったのでその後気にすることもなかった。
そう。２ヶ月前には、こんなしこりはなかったのだ。

  ブラジャーとの格闘劇

 私はド貧乳だ。４０歳を過ぎてもいつか大きくなるという希望は捨てはせず
毎朝、ブラジャーとペチャパイとの仁義なき戦いが日課だった。
背中のお肉、脇の下の肉、お腹の肉までを持ってきてブラジャーに押し込み、胸という形を形成していた。
小さな胸を鷲掴みにしてブラカップへと入れ込む作業で、毎朝触診をしているようなものだった。
毎朝の日課作業にとりかかり、すぐに胸の異変に気が付いた。前日にはなかったしこり、一夜にしてゴロっとした大きなしこりが湧きあがったと私は今でも思っている。